ヒプノセラピー(催眠療法)とは

催眠状態になるとはどんな状態を言うのでしょうか。私たちは、誰もが一日に何度もこの状態に入っていますと言われると、おそらく大半の方が驚かれると思います。
こんな経験はありませんか。いつのまにか本を読むのに夢中になってしまい、時間がたつのを忘れてしまっていた、とか、誰かに声をかけられても気がつかずにいた。映画を見ていたら、映画の中に深くのめり込んでしまい、強い感動や、あるいは恐怖を覚えたといった経験はどなたもお持ちかと思います。こうした状態も、一種の催眠状態です。
催眠状態になると、とても何かに集中しやすく、受け身になり、暗示を受けやすい状態になります。また、とてもリラックスした状態になり、心の深いところにしまい込んでしまった、記憶や感情を出しやすくなります。
ヒプノセラピーとは、こうした意識状態を利用して、様々な心理療法をより効果的に行う方法のことです。
もちろん、催眠導入されても意識を失うことはありません。また、操り人形のように望まないことを無理にさせられるといったことは決してありません。あくまでも、意志の力でコントロールすることができます。
ヒプノセラピーには、今解決したいと思われる問題の原因となっている、好ましくない感情や、思いや、記憶(マイナス・イメージ)を、好ましい暗示やイメージ(プラス・イメージ)に置き換えることによってより良い心理状態へ改善を図る暗示療法、イメージ療法や、過去にさかのぼって問題解決の鍵となる出来事にたどり着き、気づきを得たりする退行療法などがあります。
催眠状態に入ると、心理的にも生理的にもまずリラックスした状態になります。それによって、日常の過緊張状態から解放され、心理的、生理的に正常なバランスを取り戻す方向への調整ができると言われていますので、催眠状態に導かれるだけでもよりよい変化がもたらされる可能性があります。
また、自己催眠、自己暗示や自律訓練法といった方法を用いて、お一人で心身のバランス改善を図ることもできます。
当、セラピールームでは、セッションに先立って、十分な面談を行い、もっとも効果的で、ふさわしい方法でかつ、セラピーを受けられる方が望まれ、積極的に参加できる方法を用いてヒプノセラピーを行います。

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